オビエド Oviedo


Coming soon...

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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

アレーナス デ カブラレスArenas de Cabrales

朝8時、リャネスLlanesを出るバスに乗った。スペインの朝は概して遅い。というのは何もスペイン人が寝坊好きな訳ではなくて、スペインの時間はドイツやフランスと同じ中央ヨーロッパ時間(CET)であるためグリニッジ標準時(GMT)より1時間早いが、GMT基点の英国・ロンドンよりもかなり西に位置しているため、4月上旬の朝8時はまだ真っ暗だ。今日はブルーチーズ“ケソ デ カブラレスQueso de Cabrales”で有名な村、アレーナス デ カブラレスArenas de Cabrales(以降、「カブラレス」と短縮表記)に行くのであるが、リャネスから出るバスはこの朝の便が1日に1本だけ。誰がこんなに朝早いバスに乗るのかと思えば、バスは街のあちらこちらに停まって、学校に行く子供たちを拾っては進んでゆく。

いつの間にかバスの中でウトウトと居眠りをしていたが、窓を叩く雨音で目を覚ました。子供たちはどこかで降りたようで、車内は空いていた。車窓には木々の淡い緑が映し出されたが、残念なことに、朝は降っていなかった雨がまだ降り始めたようだ。

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朝9時にバスはカブラレスに着いた。小さな村なので、まだ静まり返っている。まずはバス停近くのバルBARに入って朝のコーヒーを。カウンターに目を移すと、おいしそうなサンドイッチ(ボカディージョBocadello)が並んでいる。ハムのフライとチーズのを一ついただくことに。

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村の観光案内所が開くまではまだかなり時間があった。特にすることは何もないので、バルを出ると、小雨の舞う中、まだ静かな村を散歩した。かわいらしい色合いとレンガ屋根の家々の向こうに、牧草地が広がる。ヒツジ、ウマ、ウシ、ニワトリ・・・。歩けばいろいろな家畜に出会う。

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すっかり体が冷えて村に戻ると、観光案内所が開いていた。せっかくカブラレスにきたからには、ブルーチーズを熟成する洞窟を見学できればと考えていたが、その洞窟の展示をしている博物館“Cueva exposicion museo del queso de Cabrales(カブラレスチーズの洞窟展示博物館)”は、インターネットで調べた限り、夏以外のオフシーズンは週末だけのオープンらしい。「でも、もしかしたら・・・」と期待を込めて観光案内所でも訊いてみたが、やはり答えは同じでクローズであった。残念。

とはいうものの、この村に来た一番の目的は、この村のバルでどうやってブルーチーズが出されるのかを知ること。さっそく目的を果すべく、1件目のBARに。朝からシードルを頼んで、一緒にブルーチーズをタパスで注文した。

「ブルーチーズのタパス、ありますか?」
「あるよ。」

といって出されたのは、な、なんと・・・、「ブルーチーズ ただ切っただけ」。しかも大量!

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2件目。今度は、聞き方を変えてみた。

「ブルーチーズを使った料理って、どんなのがありますか?」
「メニュー、みるかい?」

と出されたメニューに、“Manzana frita con Cabrales y mile(焼リンゴ・カブラレスチーズとハチミツのせ)”というのが載っていた。おいしそうではないか!

「この“Manzana frita con Cabrales y mile”、今頼めますか?」
「今かい?」

まだ朝の11時前。普通はもう少し遅い時間から登場するようだが、料理担当のセニョーラと相談して、つくってくれることになった。
待つこと約20分。おお、美味しそうではないか!(でも、またしても大量!)

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せっかくセニョーラがつくってくれた料理、頑張って完食。今日はこの村に泊まろうと考えていたが、お昼になる前に、満腹満腹。すっかりブルーチーズを堪能してしまった。おまけに、カブラレスですることはもう無くなってしまった上に、雨は本降りに・・・。ということで、午後のバスでオビエドに向かうことにした。

●カブラレスで食べたピンチョス/タパス+α
ハムのフライとチーズのボカディージョ
ブルーチーズQueso de Cabrales ただ切っただけ
ブルーチーズと焼きリンゴ、はちみつとナッツ掛け

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★アレーナス デ カブラレスの1コマ***************

午後のバスでオビエドに向かうことにした、とは言うものの、次の便までまだまだ時間はたっぷり。
村の中をいろいろと探索することに。こちらは、とある商店の地下蔵。きっとここでも昔はチーズを熟成していた?

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その後も、バス停前のバルで一杯飲みながら、暇潰し、暇潰し、暇潰し・・・。
というわけで、次回はオビエドです。

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リャネス Llanes

昼からサンタンデル SantanderのバルBARをすっかり堪能した私は、夜のバル巡りにも後ろ髪を引かれる思いであったが、バスターミナルで預けた荷物を持って宿を探すのが面倒になり、再びバスに乗って次の街へと向かうことにした。サンタンデルから約1時間半で、アストゥリア地方Asturiasの港町リャネスLlanesに着いた。

バスがカンタブリア海に沿って西へ進んでいる間、私はすっかり夢の中で過ごしたが、目を覚ますと、リャネス到着の10分程前だった。そして雨が降っていた。それも、かなり本降りの雨が・・・。いろいろな土地に行ってその地域のものを食べて飲むのが好きな私は、日本国内・国外を問わずあちこち旅行しているが、雨はいつだって好きになれない。特に毎日宿が変わるような移動の多い旅行では・・・。

バスを降りると宿を探したが、強まる雨の中を歩きまわる気にもなれず、広場に面した小奇麗なホテルに泊まることにした。少し高い気もしたが(といっても1泊25ユーロ)、冷えた体には熱いお湯がたっぷりと出るシャワーが嬉しい。

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熱いシャワーで生き返り、再び部屋を出ると、雨が小降りになっていたので、少し街を歩いてみた。川の河口にある港には多数の小型ヨットが係留され、歴史的な建物も美しい。晴天であれば気持ちのよい街なのだろうに・・・。

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などと空模様を愚痴っていると、再び雨脚が強くなり始めた。天気を妬んでも仕方がないので、目の前にあったバルに入って、シドラSidra(シードル)を1杯頼んだ。そう、アストゥリア地方Asturiasといえば、リンゴの醸造酒シドラが有名だ。バルの看板にもシドレリアSidreria(シードル屋)と書いてある。

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続いてもう一件。

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今度もシドラを頼むと、バルのオジサンがカウンターから出てきて、ボトルを高く上げてグラスに注ぎ落とす、シドラの注ぎ方を見せてくれた。

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先ほどのバルでは、1杯飲んで支払いは2.2ユーロ。ワインに比べてちょっと高いなぁ、と感じたので、今度は先に値段を聞いてみることにした。

「シドラ1杯、いくらですか?」
「2.2ユーロだよ」
「ボトルで飲んだら?」
「もちろん2.2ユーロだよ」
「・・・!」

そう、シドラはボトルで頼むものなのだ。先ほどのバルで1杯だけ飲んで出てきたことを後悔しながら、今度は気持ちよくボトルを1本空ける。しっかりした味に飽きが来ず、カツオを煮たタパを注文したので、シドラももう1本。
バルと美酒は人を幸せにするのか、長い一日をシドラの酔いとともに終えた私はこう感じたのだから調子がいい。「静かな港町のバルで夕暮れとともにシドラを飲むなんて、雨降りも悪くない・・・。」

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●リャネスで食べたピンチョス/タパス
カツオを煮た料理 Rollo de Bonito


★リャネスの1コマ***************

リャネスの街に来たのは、翌日、ブルーチーズで有名な村、アレーナス デ カブラレスArenas de Cabralesを訪ねたかったからだ。東側から来た私が回り道をせずにこの村に行くバスは、リャネスを早朝に出る便が1日1本のみで、この街に泊まらなくてはいけなかった。リャネスのチーズ店のショーケースにも、明日訪問予定のカブラレスCabralesのチーズが並んでいて、期待を膨らませてくれた。

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ということで次回は、アストゥリア地方Asturiasの山間にあるチーズの村、アレーナス デ カブラレスArenas de Cabralesです。

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サンタンデル Santander ~ 2/2

続いて4軒目。これまでの3軒と同じ、バルBARが立ち並ぶ通りの一軒。白ワインを頼むと、これまた爽やかな味のもので、カンタブリア地方産(サンタンデルが中心都市の地方)。タダタパはチョリソ。気分がよくなってもう1杯頼むと、お次のタダタパはトルティージャ一切れ。

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5軒目。この気分のよさはもう止められない。またまた白ワインを1杯頼むと、タダタパはアンチョビのマリネ。これまでのタパとは趣きが違ってこれまた美味しい。カウンターには、タダではないタパ(有料のタパ)のメニューが置いてあったので、サバのマリネを追加で注文。ついでに白ワインももう1杯。

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いやいや、久しぶりのタダタパに楽しくなって、昼から5軒で7杯一気に飲んでしまった。酔い醒ましに、海の方へと歩いていくと、アイスクリーム店heladeriaがある。いいところにいいお店があるものだ。潮風を浴びながら、アイスクリームを食べて海沿いの道を歩く。すっかりいい気分だ・・・。

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再びバルに入ってコーヒーを飲んで・・・。まだまだ酔いが抜けないので公園のベンチに腰を掛けた。背もたれに寄り掛かって、ふと空を見上げると、曇天の下に美しい花が咲いていた。

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●サンタンデルで食べたピンチョス/タパス
パンにブルーチーズを塗りつけたもの、チーズ一切れ、ハムとチーズとトマトのサンドイッチ、ジャガイモとチーズとベーコンの焼いたもの、チョリッソ、トルティージャ一切、アンチョビのマリネ、サバのマリネ


★サンタンデルの1コマ***************

スペイン各地の街にあるバル。広場や大きな通りに面しているバルには、大概テラスが出ている。
ここサンタンデルでも、海沿いの大通りにあるバルにはテラスがあるが、風が強く雨も多いためか、こんな素敵な屋根がついていました。

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次回は、カンタブリア海に面した港町、アストゥリア地方AsturiasのリャネスLlanesです。

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サンタンデル Santander ~ 1/2

ビルバオBilbaoからバスに揺られて1時間半、カンタブリア地方の中心都市、サンタンデルSantander(カタカナ表記はサンタンデールと書くこともあります)に到着した。

バスターミナルを出て海の方へ向かってしばらく歩くと、公園の中にツーリストインフォメーションがある。いつもと同じように、街の地図をもらってバルBARが多くある通りを教えてもらうと、そこはそれほど遠くない場所にあった。サンタンデルは、装飾や色の美しい建物が海辺に立ち並ぶ、なかなか素敵な街だ。

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1軒目。あまり目立たぬ看板に何の装飾もない地味な扉。あまり入りやすい雰囲気ではなかったが、中は年配の男性を中心にお客さんで賑わっていて、1杯飲んでみることにする。

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白ワインを頼むと、軽やかなワインが小さめのグラスで出される。そして、「食べなよ」という感じで手渡しされたタダタパ。パンにブルーチーズを塗りつけたものだが、これがなかなか美味しい。白ワイン1杯とタダタパ(手渡しだけど)で、お値段なんと0.45ユーロ!

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2軒目。先のバルですっかり気分がよくなり、次に目に入った感じのよさそうな店に入る。出されたのは、香りのよいやや甘みのある白ワイン。ここでも、大皿に盛られたタパを「一つどうそ」という感じで進められ、チーズをもらう。他にはオリーブとアンチョビのピンチョもある。どうやらサンタンデルは、量は少ないもののタダタパ文化があるようだ。でもちょっとお腹も空いたので、別にハムとチーズとトマトのサンドイッチを頼む。

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3軒目。またまた白ワイン。ボトルを見せてもらうと、地元サンタンデルのワイン。タダタパはジャガイモとチーズとベーコンの焼いたもの。地方のバルで、その地域のワイン。そしてタダタパ。ああ幸せ。すっかりいい気分だ。

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という訳で、次回もサンタンデルSantanderが続きです。お楽しみに。

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このBLOGでは、スペインのBARバルに魅せられ、バルがスペインで最も魅力ある文化の一つだと信じて疑わない私が、またまたスペイン各地のバルを巡り、飲んでは尋ね、食べては調べ、観ては考えたバルやスペインの街・食文化を中心に、日本での出来事や取組みとあわせて、様々な情報や考察を掲載していく予定です。

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