アレーナス デ カブラレスArenas de Cabrales

朝8時、リャネスLlanesを出るバスに乗った。スペインの朝は概して遅い。というのは何もスペイン人が寝坊好きな訳ではなくて、スペインの時間はドイツやフランスと同じ中央ヨーロッパ時間(CET)であるためグリニッジ標準時(GMT)より1時間早いが、GMT基点の英国・ロンドンよりもかなり西に位置しているため、4月上旬の朝8時はまだ真っ暗だ。今日はブルーチーズ“ケソ デ カブラレスQueso de Cabrales”で有名な村、アレーナス デ カブラレスArenas de Cabrales(以降、「カブラレス」と短縮表記)に行くのであるが、リャネスから出るバスはこの朝の便が1日に1本だけ。誰がこんなに朝早いバスに乗るのかと思えば、バスは街のあちらこちらに停まって、学校に行く子供たちを拾っては進んでゆく。

いつの間にかバスの中でウトウトと居眠りをしていたが、窓を叩く雨音で目を覚ました。子供たちはどこかで降りたようで、車内は空いていた。車窓には木々の淡い緑が映し出されたが、残念なことに、朝は降っていなかった雨がまだ降り始めたようだ。

0801_2008_Cabrales

朝9時にバスはカブラレスに着いた。小さな村なので、まだ静まり返っている。まずはバス停近くのバルBARに入って朝のコーヒーを。カウンターに目を移すと、おいしそうなサンドイッチ(ボカディージョBocadello)が並んでいる。ハムのフライとチーズのを一ついただくことに。

0802_2008_Cabrales

村の観光案内所が開くまではまだかなり時間があった。特にすることは何もないので、バルを出ると、小雨の舞う中、まだ静かな村を散歩した。かわいらしい色合いとレンガ屋根の家々の向こうに、牧草地が広がる。ヒツジ、ウマ、ウシ、ニワトリ・・・。歩けばいろいろな家畜に出会う。

0803_2008_Cabrales

0804_2008_Cabrales

すっかり体が冷えて村に戻ると、観光案内所が開いていた。せっかくカブラレスにきたからには、ブルーチーズを熟成する洞窟を見学できればと考えていたが、その洞窟の展示をしている博物館“Cueva exposicion museo del queso de Cabrales(カブラレスチーズの洞窟展示博物館)”は、インターネットで調べた限り、夏以外のオフシーズンは週末だけのオープンらしい。「でも、もしかしたら・・・」と期待を込めて観光案内所でも訊いてみたが、やはり答えは同じでクローズであった。残念。

とはいうものの、この村に来た一番の目的は、この村のバルでどうやってブルーチーズが出されるのかを知ること。さっそく目的を果すべく、1件目のBARに。朝からシードルを頼んで、一緒にブルーチーズをタパスで注文した。

「ブルーチーズのタパス、ありますか?」
「あるよ。」

といって出されたのは、な、なんと・・・、「ブルーチーズ ただ切っただけ」。しかも大量!

0805_2008_Cabrales

2件目。今度は、聞き方を変えてみた。

「ブルーチーズを使った料理って、どんなのがありますか?」
「メニュー、みるかい?」

と出されたメニューに、“Manzana frita con Cabrales y mile(焼リンゴ・カブラレスチーズとハチミツのせ)”というのが載っていた。おいしそうではないか!

「この“Manzana frita con Cabrales y mile”、今頼めますか?」
「今かい?」

まだ朝の11時前。普通はもう少し遅い時間から登場するようだが、料理担当のセニョーラと相談して、つくってくれることになった。
待つこと約20分。おお、美味しそうではないか!(でも、またしても大量!)

0806_2008_Cabrales

せっかくセニョーラがつくってくれた料理、頑張って完食。今日はこの村に泊まろうと考えていたが、お昼になる前に、満腹満腹。すっかりブルーチーズを堪能してしまった。おまけに、カブラレスですることはもう無くなってしまった上に、雨は本降りに・・・。ということで、午後のバスでオビエドに向かうことにした。

●カブラレスで食べたピンチョス/タパス+α
ハムのフライとチーズのボカディージョ
ブルーチーズQueso de Cabrales ただ切っただけ
ブルーチーズと焼きリンゴ、はちみつとナッツ掛け

0807_2008_Cabrales


★アレーナス デ カブラレスの1コマ***************

午後のバスでオビエドに向かうことにした、とは言うものの、次の便までまだまだ時間はたっぷり。
村の中をいろいろと探索することに。こちらは、とある商店の地下蔵。きっとここでも昔はチーズを熟成していた?

0808_2008_Cabrales

その後も、バス停前のバルで一杯飲みながら、暇潰し、暇潰し、暇潰し・・・。
というわけで、次回はオビエドです。

テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

ワンテーマ指さし会話「スペイン×バル」
スペインのBARについての基本的な内容とあわせ、バルやタパスのカラー写真を多数掲載。また、スペイン各地のおおよその地方の特色をまとめた2冊目の自著です。実際にスペインに行ってバルで使える「指さし」ページもあります。
スペインのBARがわかる本
スペインのBARに魅せられ、BARがスペインで最も魅力ある文化の一つだと信じて疑わない私が、朝から晩までBARに入り浸り、飲んでは尋ね、食べては調べ、観ては考えた記録です。
プロフィール

spainbar.com

Author:spainbar.com
このBLOGでは、スペインのBARバルに魅せられ、バルがスペインで最も魅力ある文化の一つだと信じて疑わない私が、またまたスペイン各地のバルを巡り、飲んでは尋ね、食べては調べ、観ては考えたバルやスペインの街・食文化を中心に、日本での出来事や取組みとあわせて、様々な情報や考察を掲載していく予定です。

リンク
カテゴリー
ブログ内検索
最近の記事
月別アーカイブ
お役立ちリンク広告その1
●ワインショップ
スペインは激安旨宝庫? スペインワインはサイト左下の「スペインは激安旨宝庫」のボタンから。
最近のコメント
最近のトラックバック
twitter
お役立ちリンク広告その2
●旅行で使える「指さし会話帳」
写真と日本語・外国語の併記が便利な「指さし会話帳」。自著「ワンテーマ指さし会話 スペイン×バル」もあります。
●しまうまプリント
フォトブックが1冊198円~。旅の思い出にいいですね。
●デジカメ写真プリント
写真プリントが1枚5円~。50枚以上で送料無料。フォトブックは440円~、ポストカードもOK。
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる